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環境への配慮

EUの領土の約50%が耕地(農地と牧草地)で覆われています。したがって、農業は土地管理において重要な役割を果たしており、天然資源の保護に対して多大な責任を負っています。農業と環境との間の理想的な関係は、「持続可能な農業」という考えによって実現することができかもしれません。そのためには、将来的にもその恩恵が確実に得られるように天然資源を管理する必要があるのです。

農地利用と地域の生態系との関係性を念頭に入れ、EUの共通農業政策(以下 : CAP)はより一層環境問題に焦点を合わせ、持続可能な開発目標を達成することとしています。

農業は自然環境と共に、何世紀にも渡り美しい田園風景を創り続けています。農地管理は、森林、湿地帯、広大な自然などを含む、豊かで多様性のある地域や生息地の繁栄の活力となります。

生態系の健全性と景観の価値こそが、農村地域を事業設立の場所として、居住地として、観光・娯楽産業を展開する場所として魅力的なものにしています。

自然環境の豊かさと農業慣行との関係は複雑です。ヨーロッパに存在する多くの貴重な生息地は大規模な農業によって維持されています。しかし、不適切な農業や土地利用は、天然資源に次のような悪影響を及ぼすことがあります。

  • 土壌汚染、水質汚染、大気汚染
  • 生息地の断片化
  • 天然自然の喪失

CAPは、EUの田園・農村地域の環境遺産を保護し価値を高めるために3つの優先課題を設けました。

  • 生物多様性と「自然な」農業・森林システムの保全と発展、ならびに伝統的な田園風景の保全と発展
  • 水の管理と利用
  • 気候変動への対処

CAPは、その原則が環境要件に反していないこと、そしてCAPの対策が、環境と景観を保護する農業慣行を促進することを保証しています。農家の方々には村と環境の維持のためにプラスとなるような役割を果たしてもらえるよう、提言をしています。

これらの課題を達成するために、以下のような活動を行います。

  • 農業環境プログラムのような環境的に持続可能な農業を促進する農村開発対策への援助
  • CAPからの財政的支援を減らすことによる、環境保護規制を遵守していない生産者に対する制裁措置